手書き認識エンジンの追加
2014年07月03日
以前、WPF・Windowsフォーム・Windowsストアの手書き認識の実装方法を紹介しました。
実はこの手書き認識エンジンは、Windowsの言語パックをインストールすることで、他の言語の手書き認識エンジンを追加することができます。
私の環境で、WPFのサンプルアプリケーションを実行したところ、以下のような手書き認識エンジンがインストールされていました。
今回は、Windows 7に中国語(簡体字)パックを追加してみたいと思います。
1.言語パックのインストール
言語パックの追加は、Windows Updateから行うことができますが、オプションの項目となっています。
オプションの更新プログラムを表示すると、以下のような言語パックの一覧が表示されますので、中国語(簡体字)パックにチェックを入れてインストールします。
2.手書き認識エンジンの確認
インストール完了後、サンプルアプリケーションを再度実行してみましょう。
中国語(簡体字)の手書き認識エンジンが追加されていることが分かります。
このように、Windowsでは言語パックを追加することで、様々な言語の手書き認識エンジンを利用することができます。
注意点としては、Windows 7では一部のエディションでのみ、言語パックの追加が可能となっています。
以下のエディションが、言語パックの追加が行えるエディションです。
・Windows 7 Ultimate
・Windows 7 Enterprise
また、言語パックとは別に言語インターフェイスパック(LIP)というものがありますが、こちらには手書き認識エンジンは含まれていません。
Windows 8、Windows RTにつきましては、全てのエディションで言語パックの追加が可能となっています。
上記のOSをお持ちの方はぜひお試しください。